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現地は賀茂川沿いの土手を東に向って正面に位置する若い御夫婦とお子さんのためのこじんまりとした住宅です。まず第一の設計主旨としては正面にそびえる土手面は、見ていてあまり気持ちの良いものではい反面、土手沿いに立ち並ぶ桜の木は良好な景観として常に視界に入れておきたいとのことから2階リビングダイニングからは東に向って大きめのバルコニーを取り、リビングからは土手が視界から消えるくらいまで手摺を上げることとしたようです。その効果もあってリビングからは常に立ち並ぶ桜のみ見えるようになっています。また妻面(写真の三角部分)もフィックスガラスを設置しているのと勾配天井にして空間にゆとりがあるので非常に明るくゆったりとした空間となっています。
玄関から中に入ると床は石貼りでかなり広い土間としており上部まで抜ける吹抜けなので、上部から大量に光が1階部分に入ってきます。
全体的に極力間仕切りを少なくしてゆとりをもった構成ですね。
これからの季節にはバルコニーで桜の木を眺めながらのんびりと読書が出来そうな快適な住宅という印象でした。 |
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